桜美林学園との交流事業
会員と高島市民の十四名が東京都町田市の桜美林学園を訪問させていただきました。
先ず、大学野球場と桜美林ガーデンヒルズ(桜美林大学連携型 サービス付き高齢者向け住宅)に立寄り見学させていただきました。野球場は元気いっぱいのマネージャーさんに案内をしていただきました。練習開始前でしたが、みんな礼儀正しいスポーツマンでした。きっと佐々木千隼投手に続く選手が出てくるでしょう!
高齢者向け住宅は完成間近で、事業主体の株式会社ナルドの社員さんに一戸ずつ案内していただきました。大学野球場や学生住宅が隣接する新しい高齢者住宅は魅力いっぱいでした。

続いて学園を訪問。早速、佐藤同窓会長様と同窓会事務局の皆様に学園内の安三先生に纏わる場所を案内していただきました。今年は、桜美林学園発足時の場所までご案内いただきました。安三先生と郁子先生がトランクをもって雪の町田を歩かれている写真を思い出しました。
続いて{学園創立七十周年記念企画 私の桜美林物語 ワークショップ「清水安三先生と野球」}に出席させていただきました。無類の野球ファンであった安三先生の話・エピソードなどを中心に楽しく拝聴させていただきました。

最初の講演は「夢見る人 安三先生」と題して 元学園職員の佐藤節子先生のお話でした。野球大好きな清水安三先生から野球部を託された佐藤保先生の奥様ということです。
「野球部も無い時に、甲子園に行く!と夢見た安三先生の情熱は大変なものであった」などのエピソードをお聞かせいただきました。

お二人目は「バックネットの裏話」として 元学園理事の小川康夫先生です。
「佐藤保先生の指導は、全員で勝つのが桜美林野球。ヒーローは要らない。負けている試合をどう逆転するかなど、学んでできることではなく、選手同士のあうんの呼吸であったように思う」と興味深いお話でした。
お二人のご講演後に、理事長の佐藤東洋士先生から、「あと五年で安三先生が北京市の崇貞学園を築かれてから百年をむかえる。これから何を成すか考えていく時」とご挨拶とお話をいただきました。
続いて、昼食会においての感話(1)として、大学教授の榑松かほる先生から「安三先生の男女共学論、婦人論として、安三先生と郁子先生の思想は一致していた」とお話をいただきました。
感話(2)として、清水安三先生顕彰会の足立会長が顕彰会の事業報告を行い、故郷と琵琶湖周航の歌を合唱させていただきました。

午後から、元学園理事の小椋郊一先生から講和「安三先生と野球」のお話がありました。
「安三先生は、一人一人が協力してやる野球は良い。犠打、犠牲バンドはキリスト教の教えと同じ」と楽しくお話をいただきました。

最後に、桜美林大学硬式野球部総監督の宮崎光次先生から野球部の報告および目標などについてお話がありました。また、宮崎先生から清水安三記念館に千葉ロッテマリーンズ球団に入団した佐々木千隼投手のサイン入りボールが贈呈されました。
大学野球の目的=人づくり
方針=文武不岐、ルール・マナー、
自主的・計画的に
目標=大学日本一
今回は、国民の多数が関心を持つ「野球」にスポットをあてたもので、安三先生の野球大好きの一面を知ることができました。
