第3回夏休みお話会を開催

今年も残暑厳しい中、夏休み中の子どもたち6名と保護者を対象に、郷土の先人:清水安三先生を知っていただくお話会を開催しました。例年通りの3部構成です。

第1部は、清水安三先生の生家跡と高島市役所、湖西中学校に立つ碑を巡りました。
案内は、元高島市立新旭北小学校長の三田村治夫先生です。清水安三先生のお話を「三択クイズ」として10問設けていただき、安三先生の生涯について分かりやすくお話をいただきました。

三択クイズの一例(皆さんわかりますか?)
安三先生は幼い頃、あるお祭りに行って、○○○○のような人になりたいと思いました。それは誰でしょう?
①豊臣秀吉(戦国の世を全国統一した人)
②福沢諭吉(江戸~明治、慶応大学をつくった人)
③中江藤樹(近江聖人:江戸時代初めの学者)
正解は③。安三先生の先生である中江藤樹さんです。

顕彰会から暑い身体を冷やすために、冷たい飲み物とアイスクリームを準備していただきました。

第2部は、清水安三先生記念館の清水賢一先生からお話をいただきました。
清水安三先生は中江藤樹先生の大ファンで、藤樹先生のことをたくさん勉強されました。今日は、安三先生の先生(藤樹先生)について紙芝居で勉強しましょう、ということで参加者の一人の加藤大輝君が一生懸命に練習をして読んでくれました。
題は、「そばやのかんばん」です。

内容は、ソバ屋の主人から看板を書いてほしいと頼まれた藤樹先生が、練習に練習を重ねて見事な看板を書きました。しかし、その看板を譲って欲しいという殿様にお礼をもらって簡単に渡しました。ソバ屋の主人は、再び藤樹先生に看板を書いてほしいと頼みましたが、藤樹先生が沢山の練習をしたうえで見事な看板を書いたことを知り、恥ずかしく思い、藤樹先生に深くお詫びを言った、という内容です。
清水賢一先生から、この紙芝居のポイントを丁寧にお話いただきました。

第3部は、まとめと記念品づくりです。それぞれが色紙に記念写真を貼り、感想などを書き完成させました。夏休みの自由研究になったことでしょう。