桜美林学園との交流事業
今年も顕彰会会員と高島市民の19名が桜美林学園を訪問させていただきました。
今年のテーマは、ワークショップ「木槿の花の咲く頃」です。
木槿は韓国の国花です。清水安三先生が戦前の中国北京市に開かれた崇貞学園の第一期卒業生のお一人である朝鮮人の玄次俊(ゲンジシュウ)さんを偲んで開かれました。
玄次俊さんは崇貞学園の語り部として桜美林学園に何度も足を運ばれ、清水安三先生の愛の教育や教わったこと、学園の歴史や創立者の思いを伝えてこられたということです。
「人はみんな同じではなく、それぞれ自由に自分を伸ばしなさい」とか「独立後の朝鮮を想定した教育(民族意識の芽生え)を受けた」など、玄次俊さんを通じて清水安三先生を知ることができたと、学園の皆様からお話をいただきました。
第二部では、昨年11月に顕彰会主催の講演会でお話しいただいた 劇作・演出家の大峰順二先生から「私が出会ったリーダーたち」と題して講演をされました。
「教育というのは愛国者を育てるのではなく、国境を越えて人が愛でつながるためにやるもので、人に愛を届けることができる人を育てることが次の時代をつくる、というのが清水安三の情熱だったのではないか」とお話しされました。


第三部では、高島市市民劇2013 木槿の花の咲く頃 -清水安三物語- の主題歌:「木槿の花が咲いたよ」と「琵琶湖周航の歌」を高島市からの参加者で合唱させていただきました。
最後に、いつも学園内の案内など大変お世話になっている桜美林学園同窓会の皆さんから「我々も高島へ行くことを考える」とのお話をいただき、今後の相互交流を実現したいと感じた次第です。
皆様、ありがとうございました。