桜美林学園との交流事業
今年からの桜美林学園交流事業は、桜美林学園の大きなご理解とご協力のもとに、高島市内の中学生が桜美林学園を訪問し、桜美林中学校の生徒と交流を図ることとなりました。交流を通して豊かな心やたくましい人間性を培う事はとても重要なことで、この交流において清水安三先生が大切にされていた「学而事人(学問は決して自分のためだけにするものではなく、身につけた力を社会に役立てることが大切)」を理解し、未来にはばたく人になって欲しいと願うものです。
初めてとなる今年は、7月28日から30日までの2泊3日の日程となりました。高島市内全ての中学校から14名の中学生が参加。引率・同行者は、高島市教育委員会から2名、中学校から3名、清水安三記念館から2名、顕彰会から4名の計11名でした。以下、交流事業の概要です。
事前研修会・・・・6月23日(日)、7月7日(日)、7月14日(日)
〇清水安三先生について基礎的な知識を学ぶ ◯参加者同士の意思疎通を図る ◯交流会で使用する資料を作成する などの目的で、3回の事前研修会を行いました。部活の試合や大会等で全員揃うことがなく、欠席者には別の日に集まってもらったり、各中学校で作業をしてもらったりしながら準備を進めていきました。
交流の旅 第1日目・・・・7月28日(日)

出発式早朝、高島市役所前で出発式が行われました。高島市教育委員会、中学校、参加した中学生の保護者など多くの方々に見守られて、足立会長(団長)、上原教育長の挨拶や激励の言葉があり、中学生代表の内田さんが出発に当たっての決意を述べました。
その後、市役所を出発し、最初の研修先「多摩キャンパス(アカデミーヒルズ)」に到着しました。ここは国土交通省の施設であったものを桜美林学園が譲り受けられて、今は桜美林大学のパイロット養成コースになっているとのことです。今回は、学園のご配慮で担当教授の横田友宏先生から直にご指導を受けたり、大学院生からもマンツーマンでご指導頂いて、全員が飛行機操縦のシミュレーション体験をさせていただきました。
交流の旅 第2日目 ・・・・7月29日(月)
先ず「復活の丘・桜美林教会」を訪問。教会でお話を聞いたり教会の横の「石ころ庵」を見学しました。その後、桜美林学園で理事長:佐藤東洋士先生からお話しをいただき、先生を囲んでの懇談がもたれました。生徒たちの率直な発言にも佐藤先生はやさしく答えてくださいました。

その後、桜美林中学校長の大越孝先生から歓迎のご挨拶をいただき、桜美林中学校の生徒たちとテーブルを囲んでの昼食をいただきました。ここで、とても和やかな雰囲気になりました。
交流会では中学生以外に、桜美林中学校の先生方をはじめ学園の関係者、学園同窓会の皆さんが多数同席される中で、高島市の中学生は、高島市のことや各中学校の活動を順に紹介しましたが、いずれも練習以上に立派に発表していました。

合唱交流会の最後に、参会者全員が1つの輪になって「琵琶湖周航の歌」を合唱して交流会を閉じました。
次に、クラブ活動(部活動)の交流を行いました。バレーボール部やバスケットボール部には参加しましたが、多くの生徒は美術部で創作活動を通して交流しました。カバンにプリントしたり、本物のイカの拓本をとったりしながら和気あいあいと歓談していました。とても明るく優しくお話しされる顧問の先生も印象的でした。
夕食は、学園が経営されている福祉施設の「サクラレストラン」でご用意いただきました。レストランに入る前に、その近くにある桜美林スタジアム(野球場・室内練習場)を見学した生徒もあり、その素晴らしい施設に驚くばかりでした。会食では、メインの行事もうまく終えることができたことによるの緊張感のほぐれもあってか、それぞれがこれまでの感想を楽しく述べ合いながら、美味しい夕食をいただいていました。
交流の旅 第3日目・・・・7月30日(火)

相模原JAXA前で最終日は、相模原博物館と相模原JAXAの見学です。JAXAでは、今話題のハヤブサ2・リュウグウ関係の展示物をはじめ、宇宙・ロケット・人工衛星など生徒たちにとって興味深いものばかりで、時間いっぱい見学していました。
帰路のバス中では、生徒たちが長く知り合いであったかのように親しく賑やかに盛り上がり、無事に高島へ帰ることができました。